不法滞在扱いにされた 1 免許が発行されなかった話

留学するにあたり、主人の職場から正式に招待されています。職場である大学から書類をもらっていたので、ビザを取るのはスムーズでした。必要な書類もしっかり揃えた上で、当たり前ですがもちろん合法的に入国しました。なのに、入国後に問題発生。単身渡米した主人は数ヶ月もの間、職場のミスで不法滞在扱いになっていました。

わたしたち帯同家族も入国後から1カ月、トータル2ヵ月ほどかかってようやくステータスが回復しましたが、私たちには何の落ち度もないのに酷いものでした。彼の大統領に代わってから入国にまつわるトラブルが増えているとの事でしたが、我が家もしっかり洗礼を受けたわけです。とほほ。

きっかけは運転免許でした。主人が免許センターで運転免許の試験を受けに行きました。試験はちゃんと通っています。なのに、何故か免許が発行できないと職員に言われます。元々やる気のない(ものすごく評判悪いです)職員たちも首をかしげ、その日は結局無駄足になりました。

仕方がないので職場に確認したら、なんとセビスに登録し忘れていたとのこと。留学生を管理するシステムで、研究留学の主人も学生ではないもののこれに登録されて初めて市民権を得ます。主人の場合、大学がセビスの登録して我が家の一連の入国から滞在に関する手続きが完了するはずだったのに、忘れてたってなんでやねん…。大学側も7月上旬頃にミスに気付いたそうで国に訂正の申請を出したり、セビスの料金を払いなおしたりしていたそうです。知ったのは出国直前。ただでさえ緊張するのに、全く落ち着きませんでした。

3月に主人が単身渡米し、わたしと子供たちを連れて8月に再入国する予定でした。もちろん入国に影響する重大事項です。下手したら再入国できなくなる可能性もありました。大学の顧問弁護士まで職場にやって来て、今どんな状況かを説明してもらったり、入国の時に上手くいかなかった場合に備えて書類をもらったりしてから一時帰国したそうです。

続く

20180913