始まりは出産と共に

 結婚時から留学の可能性を聞いてはいましたが、なかなか決まらないどころか全く動きすらありませんでした。「本当に行くのかな???」と、思っているうちに第一子が生まれ、それなりに育ち、さらに二人目ができて臨月に入り、「さあいつ生まれるか」、という時にいきなり留学先が決定。思い返せば陣痛が来る2日前のことでした。しかも、切迫早産で入院していたので面会時しか詳しい話も聞けず、よくわからないまま破水して、予定よりも3週間早い出産になりました。(でも、早産は免れました。ギリギリでしたけど。)

 

 もともと切迫だったので少々早くても仕方ないと思っていて、ただ無事を喜んでいました。

結果的には胎盤がはがれかかっていたり、出国準備のことがあったので(終始主人が一人焦っていてビザやパスポートの手配を急かされました。もっと労われ!)早く生まれて来てくれてよかったことばかりでした。

けれど、今思うとこれも早産の一因だったのかもしれませんね。何とも言えませんけど。

 

 ちなみに、産後3週間でビザとパスポートの写真を撮りに行くと主人に言われたときは「ふざけんな」としか思えませんでした。(笑) たとえ生まれたての赤子でも、ビザもパスポートも必要なのは確かですが、こっちもそれどころじゃありませんからね。11月末にいきなり決まって、実際に主人が出国したのは翌年の3月1日。急ぐ気持ちもわかるけど、これは本当に大変でした。そして、産後のせいか、通常時よりも顔がむくんでいる……。10年持つことになると思うとこれも思い出なのか……うーん。

 まさか生まれたてを連れてアメリカまで行けないし、わたしも無理なので先に主人が単身で渡米しました。

2018.08.18