フロリダで子供の誕生日会といえはピニャータらしいです。
特に南米系の方々のは定番だとか。
わたしは日系のお子さんの誕生日会しかいったことがありませんが、ピニャータが出てきました。
と、フロリダ永住ママさんに聞いてみたわけです。なんせ初耳。簡単に説明してくれました。
ピニャータは、もともとはメキシコのものだそうです。子供の成長を願うためのもので、子供のお祭りなんかには必ず使うんだとか。フロリダは南米の方がすごく多いので、文化的にも納得です。
ピニャータは紙でできていて、中には小さいお菓子やおもちゃが入っています。棒で叩き壊して中身がこぼれ落ちたら子供たちがそれを拾い集めます。もちろん早い者勝ち。
かわいらしい成りをした悪霊をぶん殴って追い払うことが目的なので、中には叩くのに心が痛みそうなデザインもあります。ネットで調べるといろいろ出てきました。プリンセスの形のピニャータとか、ユニコーン型とかいろいろあります。(こっちの人たちはみんなユニコーン大好きです)
公園でのパーティーでした。
日本ではなかなかしないと思いますが、公園に置いてある大きなベンチに使い捨てのテーブルクロスを敷いて、風船なんかで飾り付けして、かなり気合いの入った感じ。でも、たぶんアメリカではそれくらい割りと普通みたい。日本でやったら相当気取って見えそうです。
軽食や誕生日ケーキを頂いて、ここでピニャータ登場。その時初めて知りました。
お父さんたちがピニャータを木に吊るして、まずはバースデーガールから叩きます。(アメリカではお誕生会の主役をそう呼ぶようです)その後、パーティーに参加した子供たちが順番に並んで叩きます。
が、しかし。一巡しても破れもしない。小さな子供ばかりとはいえちょっと頑丈過ぎる。
ということで、次はお母さんたちも参加。
もちろん、ここぞとばかりにわたしもちゃっかり叩いてきました。ここで叩いておかないとたぶん一生叩くこともないだろう、と笑。
ママたちのがんばりでちょっと破れたけど、中身が出るのには程遠い……。
どうも内側に段ボールが巻いてあって、ずいぶんしっかり作られているようでした。
ということで、お父さんたちもぶん殴りました。
さすがに力が強い。特にアメリカ人の大柄なお父さんたちはパワフルでした。
ちゃんと中身が出てきて、子供たちは必死で拾い集めてました。
ただ、パパさんたちが強すぎて、小さなプラスチック製のおもちゃは半壊してるものがチラホラ。
お菓子は小袋入りのグミみたいだったけど、飴やクッキーなんかだとボロボロになるんだろうなあ。
中身の選定も難しいですね。
公園でのパーティーだったからできることかもしれませんが、結構面白いから日本でも流行ればいいのになー。
紐で引くタイプもあるそうなので、それなら室内でもいけるんじゃないかな?
なんて考えていました。
ちなみに、フロリダではTargetのバースデーコーナーで普通に売ってるそうです。
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