一芸は必須と言われるけれど

よく「海外へ出るなら日本のことはきちんと説明できるようにしとくように」とか「何か一芸を求められるらしい」とか言うのは聞きますが、これ本当です。

というのも、アメリカで語学学校に通っていますが、よく日本のことを聞かれます。

何かにつけてしょっちゅう。

もともとフロリダは日本人が少なくて珍しい地域だから余計かもしれません。

日本語でならいくらでも説明できるけど、英語でとなるとこれが本当難しいわけです。



1 日本の文化

ある日の語学学校でのこと。

holidayの過ごし方について話すように、との指示がありました。

クリスマスついて話す人が多かったけど、日本ではクリスマスは休みじゃない。

ということで、わたしはお正月の話をしました。

大掃除して、お節の準備して……なんて言ってたら、先生がお節の話に食いついたからさあ大変。笑

「みんな!彼女は日本から来たのよ!聞きましょう!」とまで。

興味をもってくれるのはありがたいけど、前にでてパソコンで画像検索しながら説明するハメになりました。


しかも、お節料理の説明なんて、数があるから大変です。

ニシンの昆布巻きとか、伊達巻きとか、見慣れないものがたくさん入っているからか、いろいろ気になったみたい。

近年の和食ブームの影響もあるのかな???


全部知らなくても、いくつかはネタを用意しておいた方が後々役に立ちます。


2 日本の歌を歌え!

これも語学学校にて。

お題が書かれたカードを渡されて、それについて話す授業でのことでした。

書いてある意味が分からなくて聞いたら、どうも「好きな歌について話す」ということだったみたいで、他の人が口々にプレスリーがいいとかABBAがいいとか言い出すわけです。

そしたら、いきなり「日本の歌を日本語で歌え」と先生からお達しが。

仕方がないから坂本九の「上を向いて歩こう」を歌ってきましたよ……。


この曲は、アメリカでは「Sukiyaki」として結構有名です。

先生もメロディーは知ってたみたい。

「美しい曲だね!」と他の生徒からも好評で、名曲はやっぱり名曲だなあと実感。


と、いうわけで。

いきなり歌えとか要求されたときに何か用意しておくと慌てなくて良いですよ。

わたしは大慌てでドキドキしました。

この曲知ってて良かった……。



20181212